【雑記】蜂窩織炎(ほうかしきえん)で入院した。
・急変(検査だぶりすぎ問題)
その日はたまたまお休みで、都内の友人宅に遊びに行く予定だった。
電車で左足のくるぶしが赤く腫れていることに気が付いた。
くじいた覚えもなく、歩き方が悪くて負荷がかかったのかなと軽く考えた。
歩いているうちに痛みが増してきて、早めに帰って整形外科を受診しようと思った。
友人宅に着いたものの、今度はインフルエンザの時のような関節痛と悪寒に襲われ、いよいよ何かよくないことが起きているぞとわかり始めた。
頼りになる友人たちが近くの整形外科を調べてくれて、H病院にタクシーで向かう。
検温、血圧測定、採血、レントゲン撮影をすることになる。
体温は38度を超え、水分をとっていなかったせいか初めて採血直後に具合が悪くなった。手の筋肉が硬直するような、なんだかあんまり覚えていない。
低血圧だか貧血だかと言っていた。血圧はもともと低くいつも80/50くらいだけど、いくつだったんだろう。
落ち着かせるためアタピー注射。
レントゲンを撮るが、骨に異常はない様子。
しかしだんだん熱が上がり、40度を超えた時点で内科医が不在のためここでは対応できないと言われた。
近くのS病院に救急車で運ばれる。たった5分程度の移動なのに申し訳ない・・・
救急の医師がいろいろな可能性を検討して調べてくれた。
本日2回目の採血、レントゲン撮影。血液培養用の血もたくさん提供した。
化膿性関節炎といって膿が関節まで入っていると関節が破壊されてしまい危険だと聞かされる。
ええ・・・関節が破壊??切断かしら??そのフレーズの破壊力に泣いてしまった(笑)
しかしくるぶしから18G(適当)ほどの針をさして、注射器で関節液をとると、
「クリアだね」
いえーーーーーーーい!!
よかった膿んでないから破壊はされないようだ、ほんとよかった・・・!!
蜂窩織炎と診断され、今日は足を固定し退院して明日から通院するよう言われたが、自宅から通院することが困難だったため紹介状を書いていただいて帰宅した。
*蜂窩織炎とは
皮膚および皮下組織の急性細菌感染で、最も頻度の高い病原菌はレンサ球菌とブドウ球菌である。症状と徴候は、疼痛、急速に拡大する紅斑、および浮腫である;発熱や所属リンパ節腫脹が生じることもある。診断は病変の外観による;培養が有用となりうるが、その結果を待つために経験的治療を遅らせてはならない。治療は抗菌薬による。時機を逸することなく治療すれば、予後は極めて良好である。
・入院(時間をいかにつぶすか問題)
次の日、地元のC病院の皮膚科と整形外科を受診。
またまた採血、レントゲン撮影。1日たってるから採血はいいとしてもレントゲンはもういいでしょ・・・!!データもらって・・・!!
皮膚科の医師から即入院するよう告げられる。てっきり通院かと!
痛くて歩けなかったのでありがたく入院することにした。内服抗菌薬より点滴のほうがなんとなく効きそうだしね。
そしてまた血液培養の採血。もーね、腕あなだらけですわ。データもらって・・・!!
治療は
・抗菌薬の点滴(第一世代セフェムを1日3回8時間ごと)
・患部の冷却
・患部の挙上
移動は車いす。シャワーの制限なし。食事制限なし。患部の挙上が地味にストレスで、基本的にベッドで横になってないといけない。
熱は2,3日ですぐに下がり、足以外は元気。
時間をいかにつぶすかが課題になってくる。
読書が最適だろうと落合陽一氏の『魔法の世紀』を持ち込んだものの、
入院中って、ぜんっぜん頭使いたくないのね。
難しいこととか全然考えたくないし、
世の中とかほんとどーでもよくなっちゃう。隔離されてるからかな。
秒であきらめて、小説と漫画に切り替える。
ボランティアの方々が移動図書を運営していて、週1回病室を回って漫画の貸し出しをしてくれた。
コミックシーモアをお試しで会員登録したり、LINEマンガもおすすめ。笑
永久指名おねがいします! 1 (スフレコミックス) カナエサト ジュリアンパブリッシング 2014-11-07 売り上げランキング : 21195
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ソムリエールめざしちゃおっかなでもワイン奥深すぎてむりだわとか、
宇宙に関わる人の心意気やばくて泣けるとか、
ショコラティエ・・・は目指したいとは思わなかったけど・・・
充実しました。
そもそもWi-Fiが使えたら文句ない。病棟って使えるものだと思ってた。
今度があるなら、ないことを願うけど、Wi-Fiルーターは用意しておく。
2週間入院して、ぱんぱんだった足が人間の足に戻ってきた。しかしくるぶしの腫れがしぶとくて、これがよくならないと仕事復帰の許可はできないといわれた。立ち仕事だと特に。
どうせ仕事復帰ができないなら入院でも自宅療養でもどっちでもよかったが、Wi-Fiが使えないことと点滴の針がずっと腕についてることと病院食が味薄い&白米多いことと同じ病室の人がずっと病院の文句を言っていることが嫌で。
自宅療養を希望して退院した。
退院してからはHuluでウォーキング・デッドを観て充実した時間を過ごした。
1週間でシーズン7の1話まで観た。ここでつらく悲しいことがあったので観るのをやめた。笑
そして外来受診で血液検査の結果CRPが基準値まで下がったので内服抗菌薬は終了、様子を見ながら歩いてよいと許可がでた。
歩き始めはしびれるような違和感があったりむくみがすごかったけど、悪化する様子はなくだんだん色味も赤紫から肌色に戻ってきた。日焼けしないように気を付ける。
・まとめ
*くつずれの傷を甘く見てはいけない
*蜂窩織炎で歩けるようになるまで3週間安静にした
*医療機関にはレントゲン含めた情報共有をして検査減らしてほしい
*入院中は頭つかわないもので充実させる。漫画最高
*お世話になったみなさんありがとう