ちいさないっぽ

心にうつりゆくよしなし事を、書くだけ。責任は負わない。

【読書録】自分のことだけ考える。

本を貸してくれる人がいる。

今年の目標は自己啓発らしい。そういう類の本。

毎月自身が読み終わった本を貸してくれていて、きちんと実行して継続しているのは

芯があってすごいと思う。

今はもう5月だけど、ここまでずっとカーネギー先生攻めだったの。

3冊続けてカーネギー先生。

めくればそこにカーネギー先生。

いつかは心にカーネギー先生。

カーネギー先生知りませんし、読もうとしたが全然進まない。なので何もここで語れない。

電車で読むのに鞄にいれて持ち歩きすぎて、表紙カバーがぼろぼろになるくらいずっと持ち歩いている。

もはやいつどうやって返却するかが課題。

 

でもね、今月の本はちょっと方向性を変えたようでして。

books.rakuten.co.jp

 

パララララっと読めます。瞬殺。

たぶんすごく簡単に書いてくれている。

せっかく読み切ることができたので、響いた部分を抽出しておく。

 

「あなたに問いたい」はじめに より

”自分のことだけ”考えて生きていない、だなんて「おこがましい」としか思えない。

この本であなたに伝えたいのは「他人や、ほかのことに言い訳をつくるな」ということだ。 (本書より引用)

 この時点で、思っていた堀江さんのイメージとは異なることを言っているぞと思い始める。

タイトルから受け取る自分勝手で自分を甘やかすような内容ではなく、自分を厳しく律するような内容なのかなと背筋を正される。

◆第一章 自分のことだけ考える

ここでは、はじめにで触れていた、「自分のことだけ考えないのはおこがましい」について掘り下げられている。

他人のことは考えてもわからない。ましてや他人のことを変えることはできないし変えようとするなんて、やっぱりおこがましい。

コントロールできるのが自分の心だけなら、それをどうコントロールするか?

02 自分がコントロールできるのは自分の心だけ

「人が裏切るのは当たり前。でも、人は信じる」つまり「期待はしないけれども、信じて、いい結果が得られたらラッキー」、それくらいに思っている。(本書より引用)

04 嫉妬したら、負け

マーガレット・サッチャーは、こんな名言を残している。「金持ちを貧乏にしても、貧乏な人は金持ちにならない」

何かが流行したときには、「何だよ!」などと思わずに、「どうしてこんなに流行っているのか?」と考えるべきだ。 (本書より引用)

私はあまのじゃくで、流行っているものを白けた目でみがち…そんな姿勢からは何も生まれないし、はっきり言われた通りたしかに負けだと再確認した、グサリ。

マーガレット・サッチャーの言葉はその通りでハッとした。人の足を引っ張るようなことをしても、やっぱり誰も幸せにならない。

 

◆第二章 炎上される者になれ

SNSで炎上される必要性については私はわからないけど、意味のない形骸化した古い慣習に囚われてもっと核心をついたことを言わないのは、やっぱり何も生まれないかも。

移り行く時代の中で、柔軟な考えを自由に発言する。

反発する人はきっと、痛いところを突かれている。それか本当に自分の発言が道徳的に間違ってるか(笑)

20 熱中していないから心のエネルギーを無駄遣いする

型にはまった教育を押し付けられて、「空気を読まなければならない」「皆に合わせなければならない」と思い込まされているのだ。(本書より引用)

◆第三章 無駄なものにふりまわされない心

無駄なものとは、例えば他人に対する期待だ。

他人はコントロールできないから、自分が勝手に期待をして、勝手に裏切られたと思ってしまう。こうして傷ついたと感じて消耗するのは、無駄だ。

だから、初めから期待しない。少し冷めた印象を受けるかもしれないが、期待と信用は異なる。

23  他人に期待など、しない

小学生の頃、僕はテストの点がいつも100点だったが、親から褒められたことはなかった。だから次第に親に褒められなくても、自分が満足していればそれでいいと思うようになった。(本書より引用)

 堀江さんは、意外と苦労したんだなとまた意外な一面が見える。

恵まれた環境とかそうでない環境は言い訳にならない。

◆第四章 なぜあなたは緊張に負けてしまうのか?

自分に技術がないと思って自信がないと、弱気になったり緊張に負けてしまうかもしれない。

それに対して、新しい気づきを与えてもらえた。

35 コミュニケーションスキルなんていらない

結論から言うと、コミュニケーションのスキルは実は存在しない。 必要なのは、「熱意と関心」である。(本書より引用)

 また、保育園の話も酷だけど正論で印象的だった。大変な思いをした分お金がもらえるわけではない。

効率化できるところはして無駄を省き、新しいことをやっていかないとお金は生まれない。

思考停止して慣習にとらわれているばかりじゃだめ。

どんな職業もきっとそうだ。

 

そしてこれはあくまで、堀江さんが「ここちよい」生き方だ。

世間が決めた型にはまらなくてもいいという、ひとつの選択肢を提示してくれている。

堀江さんほど有名な人が生涯の友はいなくてもいいって言えば、いなくてもいいような気がしてくるじゃない。

しかしみんながみんな、これを取り入れる必要はない。

型にはまっているのがここちよいならそれでいい。

現状生きづらさがあるのなら、新しい選択としてまねして取り入れたり、同じくらい自由でオリジナルな生き方をすればいい。

世間と自分のメンタルを柔軟にとらえられる本だった。