ちいさないっぽ

心にうつりゆくよしなし事を、書くだけ。責任は負わない。

JJCLIPのすすめ

学校で習う内容は正しい事柄だと思っていた。

しかし世の中には、あまりに曖昧なことが多い。

”薬が効く”とはどういうことなのか。

”この患者さんはこの薬を飲むべきか”を判断するにあたり何を考えるのか。

 

薬として認められ世に出てきたからには、もちろん効果として認められるだけの実績をもっているはず。

膨大な臨床試験データを集め、統計学的に有効性があると判断されたときにPMDAから認可される。

しかし”薬のことまるわかりできるほどのデータ量”は集まるはずなく、そんなことはどんなに時間をかけてもできない。

実際に世に出てより多くの患者さんに使われて、またより長い期間使われて初めてわかることもたくさんある。

データが集まったところで、わかることは”事象の確率”で、”あなたにとって効果があるか”は、実践による結果がでないとわからない。

 

信じていたものがひどく不確かでぐらぐらしているように感じて、薬のことが嫌いになった。

それでも。

ちょっとでも世の中を良くする可能性があるなら。ちょっとでも人々の苦しさを和らげられるなら。

私たちが積み上げてきた医療は、そんなに悪いものではないはず。

ひとつひとつの使用経験に敬意を示し、これからの医療に役立てる。

そのために情報は常にアップデートしないといけない。

 

ということで、医学論文を読んでいこうという話。

必要性は感じたけどいきなりどうすれば・・・?と調べ行きついたのが、こちら。

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仮想シナリオ内でぶちあたった疑問を解消するためのお題論文が用意されており、

ツイキャスにて議論するというものです。

”論文を選ぶ”

”結果を解釈する”

というところが私にとって難しいので、まずはこちらの選ばれし論文を読み、さまざまな人の結果解釈をきいていきたいと思い、実践しているところです。

結局あいまいだけど、患者さんのことすごく考える展開が好きです。

ぜひみなさまも。